● 2011年 ●
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「ニュージーランド教育視察」
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日本人教員 自己啓発研修
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日本ニュージーランドセンター企画の「ニュージーランド教育視察」も2011年で 6年めの実施となりました。
日本人教員の方にニュージーランドの学校や、保育施設、ニュージーランド教育省等を視察頂き、日本と違うニュージーランドの教育の現場を見ていただきながら、ニュージーランド教員達と意見交換、交流し自己啓発研修して頂く事業です。
このプログラムは、ニュージーランド公的機関が支援していることが大きな特徴です。
ニュージーランド公的機関が積極的に協力・支援している教育関連プログラムは他に類を見ないと思われます。 |
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ニュ ージーランド国の交流機関であるアジアニュージーランド基金、受入の地方自治体・ハット市役所という二つのニュージーランドの公的機関の支援協力を頂いています;
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●国の交流機関が訪問団を歓迎、参加者にこのプログラムの重要性を説明します。 |
●市役所が訪問先の各種手配とともに視察全行程には市役所職員を同道させ万全の協力体制を整備します。
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●これは、教育視察参加者がニュージーランドの高い教育の現場を視察し自己啓発に役立てていただけるとともに、参加者全員から「行く先々で温かく手厚く受入れられた。」と当プログラムに高い評価を得ている大きな要因です。
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●日本ニュージーランドセンターとして、 1 人でも多くの日本の教員の方にこの「ニュージーランド教育視察」プログラムに参加頂き、ニュージーランドの教育の現場を見、ニュージーランド教員との意見交換を通じて夫々の自己啓発や帰国後の授業にこの体験を役立てていただけたらと願っています。
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■2011年 視察テーマ:
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* 学校訪問、NZ教育省訪問時は下記テーマについてNZの各学校に視察受入をお願いし、日本の先生方とニュージーランド教員の方々との意見交換の機会設定を依頼しました。
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@ 小学校: いじめ対策について
A 中高等学校:学力向上
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●公立小学校
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2011年度は、近隣の小学校の中でも特に地域経済指標値が良い公立の小学校を訪問しました。
学期の初日にもかかわらず校長先生をはじめ NZ の各先生方が日本人教員グループ視察受入に関して積極的に協力いただきました。
日本人教員の方々は、少人数に分かれ、生徒リーダーの案内で校内の各教室を回り、教室の中に入って授業の様子を見ることが出来た。
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●公立特別支援学校
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1951 にウエリントン市内に 地域の身体的支援の必要な生徒を支援する学校とし 設立されていたが 、 2011年に現在のところへ拡充し新築された。
新しい学校の設備は、様々な設備の工夫が凝らされておりカリキュラムの内容も興味深いものが多くあった。
日本人教員は少人数のグループに分かれ、 音楽療法の授業に参加したり、身体的支援をする様々な工夫された器具などの見学も出来た。
校長先生から支援が必要な児童の教育への熱意ある取組みなど丁寧な説明を頂いた。
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音楽療法の授業の様子
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●プレイセンター(保育施設):
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親が協働でお互いの子供達を保育する世界でも注目を集めるニュージーランド独自の保育システム。
小学校就学前までの子供を対象とし、親もプレイセンター連盟の保育トレーニングを受ける。
子供達の行動記録が残され、プレイセンター連名の系統的な保育プログラムに沿って実施されている。
大きな特徴は、≪母親がひとりで育児に悩まない≫工夫が
ここにあり、この保育システムは日本でも参考になるものと思われる。
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● 私立女子中高等学校:
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前身は私立のキリスト教系中高等学校だったが、政府の予算が投入され現在では統合校として経営されている国内有数の女子中高等優良校。
校長先生による学校の説明と質疑応答に時間を割いて丁寧に対応いただいた。
訪問団は少人数に分かれて希望のクラスに授業参観し、授業の様子を視察した。
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●公立共学中高等学校:
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校長先生から丁寧な学校の説明と、校長自ら校内各施設の案内を頂いた。
また2人の生徒リーダーの紹介を受け、日本人教員の方々から校長、生徒リーダー宛に盛んな質疑応答があった。
また、シェフコースの生徒達が日本人教員グループのために
プロ並みのすばらしい昼食を用意してくれ、この学校の計らいに日本人教員の先生方も大変感動しておられた。 |
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●「ニュージーランド教育視察プログラム」の成果
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◎【 NZ公的機関の協力プログラム】
アジニュージーランド基金、ハット市役所というニュージーランドの国の交流機関、受入先の地方自治体が全面的に協力・支援のプログラムです。
受入先のハット市役所は、このプログラムに必要なアポの設定、通訳、バス、食事、ホテルなど全ての手配を行います。各訪問先はすべて公式訪問の受入れで日本人教員グループは手厚く歓迎されました。 |
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◎【 日本・ NZ 教員の意見交換の貴重な機会 】
訪問する各学校では、授業の参観と共にニュージーランド教員との意見交換の場を設定し、教員同士ならではの貴重な意見交換が出来る機会を設けています。
このプログラムは単なる授業参観ではなく、各学校で現地のニュージーランド教員達との貴重な意見交換の場が設定されています。今年も訪問した全ての学校で、校長による説明の後、質問の時間があり日本人教員から直接現場で学校長に質問できる機会がありました。
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◎ 【国際理解:ニュージーランドの歴史・文化・自然保護
意識】
ニュージーランド国立博物館、マオリの伝統と歴史を紹介する集会所、ニュージーランドの絶滅危惧生物の保護(サンクチュアリー)を訪問することで ニュージーランドの国の歴史・伝統・自然保護のニュージーランドへの国際理解を深めていただくプログラム設定です。
以上の点から、一人でも多くの日本人教員の方にこのプログラムへの参加を呼びかけ、今後とも日本・ニュージーランド間の教員交流事業として継続実施し発展させていきたいと願っています。
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●過去の「NZ教育視察」の模様
● 2007年度「ニュージーランド教育視察」
● 2008年度「ニュージーランド教育視察」
● 2009年度「ニュージーランド教育視察」
● 2010年度「ニュージーランド教育視察」 |
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ニュージーランド教育省での説明
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ニュージーランド教育省 国際部プロジェクトマネジャー、
Mr Steve Benson
スティーブ・ベンソン国際部部長から下記について丁寧な説明を受けた。
参加教員の方々は熱心に質問され、NZ教育省のこの教育視察グループ
への手厚い受入を高く評価しておられた。
*ニュージーランドの教育システムの概要、
*ニュージーランド教育の特徴、
*教育省の役割、学校の役割、 |
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ハット市役所
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*「ニュージーランド教育視察」プログラムの全ての現地手配、全面的協力支援のハット市役所に表敬訪問。
ワレス市長がグループの歓迎に列席されました。参加者に記念品贈呈とともに歓迎の挨拶をされました。
ハット市役所の方々の温かい歓迎を受け、日本人教員の方々はこのプログラムに参加しニュージーランドの市役所がいかにこのプログラムを積極的に支援しているかを理解していただけたと思います。
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アジアニュージーランド基金
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日本ニュージーランドセンターの連携先であるアジアニュージーランド基金は、ニュージーランドの国の交流機関です。
環太平洋諸国の一員であるニュージーランドにとって日本は重要な貿易相手国で中高等学校では日本語を外国語として選択する学校が70%以上になっています。
日本の教員の方にニュージーランドの学校を視察いただくこのプログラムはアジアニュージーランド基金にとっても重要な交流事業と位置付け、理事長以下関係者が視察団の歓迎をしています。
訪問した教員一同にパワーポイントを使用してアジアニュージーランド基金の活動の内容説明を受けました。
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●参加された教員の方々のコメント:
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●(公立小学校) |
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* 今回の視察で一番印象的でかつ勉強になった。このような研修でないと絶対に入れないような教室や職員室まで入って写真も撮ることができ日本に帰って参考にしようと思った。特に感じたことは子ども達の学び方の違いである。
みんなで先生の話を静かに聞くというよりはそれぞれが自分の考えた方法で学んでいるようだった。案内をしてくれた生徒が知らない大人に対して恥ずかしがらずに堂々と説明している姿を見て日々の積み重ねがあるだろうと思った。
いつも自分の意見・意思をもっているようだった。クラス編成も year3,4 を一緒にするクラスがあるなど柔軟な感じだった。
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* それぞれの教師による教室作り ( 掲示など ) が多様で興味深かった。自分の学級経営にも生かしたいと思った。
日本では机にきちんとつき前の黒板で授業することが一般的だが、ここでは教師の周りに集まって話を静かに聞く様子が多く印象的だった。説明しながらまわってくれた子ども達がとても一生懸命で有難かった。
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落ち着いた雰囲気の中、子ども達の能力に応じてクラスのなかでも難易度の異なる教科書を使って指導していることに驚いた。
読書に力をいれ同じ読み物を読む時間と異なる読み物を読む時間がわけてあったり教室のレイアウトや飾り付け、ワールドカップを前に国をクラスごとに分けて調べる学習をしたり、様々な工夫がみられた。
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●参加された教員の方々のコメント:
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●(公立特別支援学校) |
* 入った途端とてもきれいな施設に驚いた。音声言語療法や作業療法、理学療法など様々な専門家が常時滞在しているという良い環境だった。生徒一人一人にあった目標が明確に示され、それを先生全員で共有できるように各教室に掲示されていることが日本ではあまり見られないことだったので日本でも取り入れていければよいと思った。
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日本と違い少人数でしかも先生が子ども一人につくぐらい沢山いてとても手厚くされていると思った。その子に応じたサポートを先生がして子どもの詳細を記入した紙を誰にでも見えるところに張り、誰でも子どもの様子を把握できるようにして情報を共有しようとしているところが素晴らしいと思った。
様々な機能支援器具や学習に応じた部屋の多さにも驚いた。
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* 教育省と掛け合って施設作りの内容・充実に力を入れたというだけあってよく考えた施設のつくりであった。例えば先生方の腰痛予防となるよう天井に縦横に子どもを移動させる補助具がめぐらされていた。
また子どもが社会に出たときの為にあえて作った階段やスロープ、筋力アップのための水治療法などもあった。また同じ板の床でも色分けをしたり、踏むと音がする床もあった。ここでは子どもたちと一緒に音楽療法を受けた。
教育省と掛け合っての施設作りがこんなに出来るのかとNZの素晴らしさを知った。 |
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●参加された教員の方々のコメント:
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●(私立女子中高等学校) |
* 日本からの留学生や日本に留学した経験のある学生の話を聞くことができ、日本とNZの学校の様子の違いや教育の違いなどを学ぶことができた。また生徒の自主性や主体性を重んじる教育理念にとても感銘し、実際に授業の教室に入り授業風景を見ることができたことも良かった。
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* とても丁寧な質疑応答ができ良かった。日本からの留学生がガイドをして色々気軽に質問できた。学校の方針、生徒達のありのままの姿を見て日本と同じと感じる部分もあった。
生徒が興味・関心を持って授業に取り組めるように授業の中に2〜3個の活動を入れたり、デイスカッションを多く行うことは日本でも生かせると思った。
また将来の人生設計にあわせて科目を選択できるのは的確に将来の夢を持っている生徒には有意義な時間になると思った。
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* 生徒自身どれだけ理解したかが大事で、学び方を学ばせるとはイコール意欲のある生徒はどんどん伸びるように質の高い授業を提供していることが理解できた。
日本の教育の機会均等・平等教育で育った私には個性を伸ばし自由性もあるNZの教育に羨ましさもあり、教育者として現場で応用できるところはNZをイメージしながら応用しようと思う。
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●参加された教員の方々のコメント:
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● 公立共学中高等学校(抜粋) |
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改装中のところもあったが新しい施設が多く、とても恵まれた環境で子ども達は勉強していると思った。
ガラス張りの教室、ユーチューブを使った授業、日本語を勉強しているクラス等も見て新鮮だった。特にPCを使った日本語の授業は興味深く見ることが出来た。
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* 日本の中学校、高等学校とは全く違った授業の履修方法に驚いた。生徒の興味関心のある科目を中心に履修することができるので就職するときにも学校で学んだことが大いに役に立つと思った。
また、生徒が主体となって行う活動が多く、生徒の自主性を育てる素晴らしい教育をされていると感じた。
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子ども達に学力をつける様々な工夫がされていると感じた。特に出来ることをさらに伸ばそうという方針が心に残った。
日本では『苦手を克服する』ということに重点を置き勝ちであるので逆の発想?と思った。レベルを超えたらバッチを与えたり、子ども達が自分の力に自信を持てるようなシステムもこの学校にあっていると感じた。日本ではなかなか出来ないようなことをやっている気がした。
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●参加された教員の方々のコメント:
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●(ニュージーランド教育省) |
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* こんなに熱心に丁寧にNZの教育事情を話されるとは思っていなかった。教員採用システムの違いや幼少時代に伸び伸びと育つ環境を作ることに力を入れることは日本でも取り入れていいと感じた。
* 幼、小、中、高と子どもの主体性を大切にした教育はNZのカリキュラムにあると感じた。しかしただのびのびとさせるだけでなく、教師のレベルは監視するなどおさえるところはしっかりと指導していた。 |
* 人口が少ないので教育省と学校現場がより密接に話し合う中で教育学力向上に向かって進んでいると感じた。教育がうまくいくのは先生が教える自由を持っていることだという言葉に感動した。
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参加された教員の方々のコメント:
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● 保育施設:
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* とにかく子ども達の生き生きとした表情が印象的だった。それは子ども達のやりたいことを主とした多様な活動によるものだと思う。
日本ではあまりみられない『感触』を味わわせるための粘土も全身を十分に使っており、見ている私も楽しくなった。
また、保護者が積極的に参加しており、眼が行き届いていることも魅力的だった。「みんなで子どもを育てる」という思いが共通認識としてあるのだと思った。
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*親も保育に参加するというNZ独自の保育スタイルを直接見て学ぶことができよかった。
『遊びを通して学ぶ』という教育方針にあった遊び場が数多く設定されており、そこで子ども達が生き生きと遊んでいる姿を見て保護者の協力がいかに大きな役割をはたしているかということを感じた。
また、マオリの歌や踊りをする時間があり、自国の文化を次世代の子ども達に継承することは日本も見習わなければと感じた。
粘土など小麦粉を使って手作りされたもので安全で子どもにやさしいものを使っていることに驚いた。
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日本では保育園というと働く親が朝から夜まで子どもを預ける場所だけれどNZの保育施設は保育園とは異なり、幼稚園に近いものだと感じた。
親も一緒に保育に関わることで例えばダンスや大工仕事、絵など様々な体験をさせられることそして親自身も学ぶものがあり、その体制が意義のあるものだと感じた。
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参加された教員の方々のコメント:
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●全体的な感想:
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* この研修に参加して本当によかった。
ただの観光旅行では絶対に行かない学校、教室、市役所などに行き、現地の先生と意見交換ができ、すごく良い機会であった。最初は緊張してなかなか話が出来なかったが言葉は通じなくてもジェスチャーを交えて話すと伝わった。
コミュニケーションとはこういうことだと実感した。人とつながりたい、思いを知りたい、という気持ちを発信したり、表現するようになり、そのためには英語を学びたいなど興味の巾が広がり自ら学ぶことにつながると思った。
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* 今回はじめて教育視察に参加したが普通の海外旅行と違い、地域の様子をまた違った視点で見ることができNZの教育に携わる人々の話が聞けてとても勉強になった。
NZのよさ、日本のよさ、それぞれに気付くきっかけとなり、今後の自分の教育に活かしていけるものはぜひ取り組んでいきたいと思った。
* ハット市役所や教育省での話もこのプログラムでなければ出来なかったと思う。思いきって参加して本当に良かった。結構ハードなスケジュールで濃厚な時間を過ごすことができた。
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* 時間のゆとりが私達とは全く違うというのが一番の感想である。どういう子どもを育てたいのか、そしてそれに向けてどう取り組んでいるのかが結びついていてとても分かりやすかった。
初任研を終えたばかりの若い日本人の先生と一緒に回り、今の日本の現場がどれだけ窮屈で忙しすぎるかが良く分かった。
教育をどうしようかと考えることに携わっている方すべてに一度参加してほしいプログラムだと思った。日本の教育のどこが良いか不足している部分は何かが冷静にわかるプログラムである。
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* 普通の旅行では絶対に訪れることのできないような学校や市長、教育省などを訪問することができ、とても実りのある時間を過ごした。
又、実際の教育現場を見学し、日本の教育と異なる点や新しい発見の連続でこれからの私自身の教育実践に生かしていきたいと思う。
一番心に残っていることは小学校で児童が学校案内をしてくれたことで、しっかりと眼をみて説明したり、余り英語が分からない私にも何とかして伝えようとゆっくり話したり、伝わらなくても何度も説明してくれたりとコミュニケーション能力がとても優れていると感じた。
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