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教育関連事業

【日本・ニュージーランド 教員交流事業】

日本人教員のニュージーランド学校視察

ニュージーランドの中高等学校では約80%の学校で日本語が教えられています。その授業の内容は日本の授業の進め方とは大きく違い、生徒と先生の双方向のやりとりが非常に活発で興味深いものです。実際にニュージーランドの学校の授業を視察した現役の教員の方から、『教室に座って授業を見るだけでとても勉強になる。教員の方には是非ニュージーランドの学校を訪れてほしい。』と感想を頂いています。

日本の教員の方々にニュージーランドの教育現場を視察し、ニュージーランドの教員とそれぞれの立場から意見交換していただく機会を提供し、日本とニュージーランドの教員交流事業を推進していきます。


私立女子中高等学校の授業を視察


2006年度は下記の施設を訪問し、視察グループは全てのところで公式に温かい歓迎を受けました。
*小学校
*中高等学校
*高等学校
*プレイセンター(NZ独自の保育施設)
*老人養護施設
*ニュージーランド教育省

この視察プログラムでは、受入れ元ニュージーランド現地市役所からの手配で、日本ニュージーランドセンター視察グループが各施設挙げて公式に歓迎され、非常にスムースで意義深いものとなりました。

参加の先生方は、個人や通常のツアーでは訪問できない学校施設などを公式訪問、授業も教室の中まではいって参観でき、それぞれの学校で現場のニュージーランド教員たちと意見交換をし、この視察ならではの貴重な体験と充実の内容に参加者全員から高い満足の声を頂きました。


ニュージーランド教育省で担当者より説明を受ける

着席してモーニングティ、プレイセンターで


美術の授業で、公立男女共学高校

 

 

 

 

 

 

 

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◆2006年 ニュージーランド教育視察プログラムに
参加された教員の方々のコメント ◆

【学校視察】
●(公立小学校)
* 子どもたちが人なつっこく、目が生き生きしていてとても純粋だった。少人数制のクラス編成で一人一人に目が配りやすい授業形態がうらやましい。
* 身体に障害のある子どもたちへの専門的かつ手厚い教育、マオリの文化を尊重する教育、個に応じた指導などの取り組みが印象に残った。
* 体育館でのあたたかい歓迎を受け、大変感動した。

 

● (私立女子中高等学校)
* 少人数で質の高い教育をしていた。学費の面でも日本の私学に比べて格段に安く、能力ある学生を支えるという点でも充実していると感じた。
* 公立とは違った女子高の明るい雰囲気や、学生と先生がよい雰囲気をもって生活しているところが大変よかった。
* 体育館にジムがあったりして施設が整っていて、生徒は恵まれた環境で学べて大変よいと感じた。

 

● NZ教育省
* ニュージーランドと日本のカリキュラムの違いを実感できて良かった。日本の教育改革も、教育界全体が子供たちをどう育てていくかという視点で取り組めば、必ず成功すると思う。
* 学校現場と密接につながり、制度などを構築されている印象を受けた。担当の方がそれぞれていねいに時間をかけて説明してくださって、ニュージーランドの教育制度がよくわかった。
* カリキュラムの変革や、新カリキュラムへの取り組み等よくわかった。具体的に新カリキュラムのことをさらに詳しく知りたく思った。

 

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日本・ニュージーランドの校長先生同志で
ケーキカット


小学校では全校生徒が歓迎の歌を披露


小学校児童の絵

 


小学校のPCクラス


日本・NZの先生同士の懇談会、小学校で


保育施設、プレイセンター内の様子


化学の実験、私立女子中高等学校

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● (公立男女共学高等学校)
* 選択科目が多く、生徒の希望に対応しており、生徒も明るかったように感じた。
* 少人数制の授業で生徒が学ぶことに意欲を持って取り組んでいる様子が印象的だった。教師と生徒の心理的な距離が非常に近く感じた。
* 男女共学の公立高校の自由でのびのびした学校との印象を受けた。

 

● (保育施設)
* 非常に参考になる部分が多く、ニュージーランドの保護者の考え方がよく理解できた。
* 保護者やコミュニティーをまきこんだ良いシステムだと思った。日本にも子育てに悩む母親がコミュニケーションをとって一緒に子どもと生活できる場があればと感じた。
* 日本にはない施設の在り方で、みんなで作り上げてこられた背景は素晴らしい。子どもがとても可愛いらしかった。

 

●Karori Sanctuary(野生動物保護区)
* ニュージーランド固有の動植物や自然環境を、たくさんのボランティアなどに支えられて守っているところは、今後日本が見習っていかなければいけない点だと思う。
* 大変よかった。Healingとしてもrelaxationとしてもとてもよかった。
* とても心地よい空間だった。改めて自然との共存について考えた時間でもあった。ボランティアの多さとその精神には見習うべき点が多々あると感じている。

 

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● ニュージーランド教育視察プログラムの成果 ●

NZの公的機関(国の交流機関、市役所)の積極的な協力のもと実施したプログラムです。

現地の受入れ自治体であるハット市役所が、全視察先(学校、NZ教育省、保育施設、老人施設、国会議事堂、野生動物保護地区など)のアポの設定、プログラムのスムースな実施へ向け市役所の担当者を視察先に同行させ、ハット市役所担当部局を挙げて協力いただき極めて円滑に実施することが出来た。視察には2名の日本人通訳を用意し、参加教員の現地のNZ人とのコミュニケーションに対し万全の体制をとり、現地での意見交換、質問など活発なやり取りがありました。

ニュージーランドの学校3校(小学校、中高等学校、高等学校)へ公式訪問をし、それぞれの学校の授業の参観、学校内でモーニングティ、アフタヌーンティにそれぞれ参加し、現場のNZ教員との有意義で貴重な意見交換や懇談をした。現役の日本人教員にとって、英語圏のニュージーランドで、高いレベルの教育の現場を見ることは、先生と生徒の関わり方、教室内の提示等々、取り入れて参考になる数多くの事例や帰国後の授業に役立つヒントが多くありました。

ニュージーランド独自の保育施設(プレイセンター)、老人施設への訪問。世界的にも注目を浴びている、親とコミュニティ主導のユニークな保育システムについて現場の責任者から説明を受けた。老人施設はキリスト教会運営の非営利の施設で多くのボランティアの協力で成功裏に運営されていた。日本の少子化、高齢化問題に参考になる点が多くあるように思われました。

ニュージーランド教育省の4人の担当者よりニュージーランドの教育システムへの丁寧な説明を受け、ニュージーランドの国を挙げての教育改革の内容を知ることが出来ました。

国会議事堂、マオリの集会所、野生動物保護地区訪問など、ニュージーランドならではの観光、歴史、環境保護施設の訪問がそれぞれNZ人の丁寧な説明に通訳をつけ、参加者のニュージーランドの理解促進に大いに役立ちました。

参加教員の方からは;
「NZ教育視察プログラムに参加して大変良かった。ニュージーランドの学校や生の授業の現場を見、NZ教員との懇談など貴重な体験ができ、帰国後の授業に大いに啓発され参考になった。」
と高い評価を頂いています。


NZ国会議事堂の前で

 

 

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  2007年度の教育視察はこちらへ

 2008年度の教育視察はこちらへ


  2009年度の教育視察はこちらへ

  2010年度の教育視察はこちらへ

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小学校の教室の入口

小学校の図書室

高校の図書室

 

NZの児童食育推進ポスター

 

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産経新聞に掲載された、ニュージーランド教育視察の連載記事
「ナニワの先生NZへ行く」 第4回 9月28日版

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