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2010
ニュージーランドラグビーキャンプ
2010年8月12日(木)−8月19日(木) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
日本・NZのコーチ陣
NZ:ポラック、カレン コーチ
日本:全国各地から参加の7名のコーチの方々
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●本年も高体連ラグビー専門部で採択頂いた「ニュージーランドラグビーキャンプ」を 8 月 12 日から 19 日まで首都ウエリントン地域のハット市で実施しました。
このプログラムは、日本・NZ間の青少年のスポーツ交流事業推進目的のため、ラグビー大国のニュージーランドでは高校生をどのような環境でどのように指導しているか?
ニュージーランドにおける恵まれたラグビーの社会的基盤を体験し、試合、練習、現地のラグビークラブ、ホームステイなどを通して個々のラグビー技術向上と共に、地元の人達との交流をはかり、教員・生徒のラグ ビーに対する自己啓発を諮るプログラムです。
年を重ねるごとにトレーニングプログラムの内容が充実し、昨年参加した 3 名の生徒がリピーターで今年も参加、さらに「また来年も参加したい!」というほど高い満足の評価を頂いています。
このプログラムの大きな特徴は、ニュージーランド受入が現地公的機関であるという点です。ニュージーランドの全行程を受入のハット市役所が責任を持って手配しています。行程にはハット市役所の職員が同行し、スムースなプログラム遂行のため万全の体制を整備しました 。
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*デビッド・ポラックコーチ(左)
*クリスチャン・カレンコーチ(右)
*日本ラグビー協会・前田理事(中央)
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●参加者:
コーチ:
日本ラグビーフットボール協会・
高校中学担当理事/ 1 名 |
愛媛県立東予高等学校 /1 名、
近畿大学付属高等学校 /1 名、
愛知県立横須賀高等学校 /1 名、
愛知県立千種高等学校 /1 名、
愛知県立猿投農林高等学校 /1 名、
島根県立出雲高等学校 /1 名 |
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生徒:
愛知県立三好高等学校: 15 名、
愛媛県立東予高等学校: 2 名、
三重県日生学園第一高等学校: 2 名、
愛知県立明和高等学校: 5 名、
北海道羽幌高等学校: 1 名、
神奈川県鎌倉学園: 2 名、
大阪府近畿大学付属高等学校: 3 名、
新潟県北越高等学校: 2 名 |
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●実施概要●
●オールブラックス本部訪問:
ウエリントンの”ニュージーランドラグビーユニオン”を訪問しました。この中にはオールブラックスのマネージメントがあり、ニュージーランドラグビーの総元締めにあたるところです。市役所の人も「私達NZ人でも一般のものは立入れないところで私自身中に入ったことが無いところですよ。」という憧れのところを見学でき、一行は係の方の案内で本部内を見学しました。ブレディスローカップに触れたり、オールブラックスの新しいポスターを手に入れるなど、ラグビーをするものにとってはどれも貴重なお宝の経験でした。
夕刻にはハット市役所主催の歓迎会が催され、デビッド・オグデン市長が「高体連NZキャンプ歓迎」の挨拶をされました。その後生徒達は夫々分かれて滞在先のホストファミリー宅へと移動しました。
●トレーニング:
今年のトレーニングは、最初から最後までデビッド・ポラックコーチと、元オールブラックスのクリスチャン・カレンコーチがトレーニングにあたりました。ポラックコーチはフォワードを、カレンコーチはバックスをそれぞれ担当。フォワード、バックスのポジション別練習や、チーム全体練習でクリスチャン・カレンと一緒にチームランなど、ペットーネ・ラグビークラブの天然芝グラウンド、室内練習場をフルに使い、みっちり練習しました。(写真:ポラックコーチによるトレーニング)
●NZの試合観戦:
キャンプでニュージーランドを訪問した時期はニュージーランドではクラブ対抗、学校対抗など各地域のラグビーゲームのファイナルが行われた時期でした。練習の後、一行はクラブファイナル、カレッジファイナルの試合会場であるウエストパックスタジアム、ポリルアパークへ行き地元の人たちが沢山観戦し地域でラグビーを楽しんで大いに盛り上がった決勝戦を観戦しました。これも日本の選手やコーチの先生方には日本では得られない貴重な体験となりました。
●NZの学校との練習試合:
強豪と言われる私立男子校のハットインターナショナルボーイズスクールのセレクトチームと合同練習で前日に 1 回、翌日に本試合を行いました。
本試合の前にはレフェリーから選手のマウスピース、スパイクチェックも入り、HIBSチームのスクールハカも披露されました。
本試合は、 30 分ハーフを 3 回行い、高体連チームは、選手をAチーム、Bチーム、Sチームと3つに分けて、全員が試合に出場しました。残念ながら試合には負けましたが、「ノーサイド」の双方の選手達の晴れやかな笑顔が印象的でした。試合後は、ポラックコーチ、カレンコーチからそれぞれ選手達にアドバイスが行われ、参加した日本・ニュージーランドの選手達、コーチ、ホストファミリーの方々との交歓会がありました。
●貴重な体験証明書:
両コーチから全員に「ニュージーランドラグビーキャンプ」修了書とカレンコーチからサインが入った [Paekakariki Express] のラグビーボールが贈呈されました。これは、このキャンプに参加した選手・コーチ陣には一生の思い出になることと思います。
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■生徒を送り出した学校のラグビー部監督からは;
『帰国後、参加した生徒はともにニュージーランドでの経験を楽しそうに話し、彼らのラグビー人生に新たなチャレンジのページが加わったようです。練習にも一層熱が入り、より前向きな取り組みに目覚めています。彼らの今後の成長につながっていくものと確信致しております。』
とのコメントが寄せられています。
日本ニュージーランドセンターとして日本・ニュージーランドのスポーツ交流を「ニュージーランド ラグビー キャンプ」を実施することで継続していきたいと願っています。生徒達のニュージーランドでの体験がより多くの高校生にとってラグビーの自己啓発に役立ち、「ラグビーの楽しさを体験していくこと」に貢献できればと願っています。
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高体連チーム 対 ハットインターナショナルボーイズスクール
試合日時: 2010年8月17日15:00−
場所:ハットインターナショナルボーイズスクール グラウンド
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ハットインターナショナルボーイズスクール
選手によるスクールハカ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆参加されたコーチの方々のコメント ◆
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*カレン、ポラックともに素晴らしかった。特にハンドリングユニット
*言葉の違いを感じないくらい丁寧な指導を戴いた。ラグビー以外でも人間的に優れた人だと感じた。
*目的を持ったトレーニングだった。本来の " 楽しむ“といった要素を取り入れていることに感銘を受けた。
* “声かけ”の多さなどを学びたいと思う。
*何より高校生にとって分かりやすく、受け取りやすい教え方だったのではないかと思う。参考になった。
*シンプルではあるがどれも試合をイメージしたトレーニングであったと思う。
*基礎的な内容をニュージーランドのエッセンスを加えて教えてもらえたので基本の大切さを新鮮な感覚で受け取ることができよかった。
* ラグビーの本場というイメージそのままであった。ダイナミックなプレーの数々に圧倒されたが日本の良いところも見られ有意義な時間であった。
*短い期間で自分の専門でないポジションの選手が何人かいる中で良く声を出して頑張っていた。結果は残念であるが選手は多くのことを学んだと思う。
*選手のモチベーションを高めたりイマジネーションを引き出すトレーニングプランや声かけなど日本で実践していきたい。
*シンプルな基礎的内容をしっかりこなしていくことの大切さを改めて実感した。
*色々な部分で自分が考えていることとの違いや同じだった部分があり、それらを分析するポイントを提供してもらえたことが良い勉強になった。 |
「NZラグビーキャンプ」プログラムの全体的な感想:
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@コーチ陣や支えてくれたスタッフに恵まれ全体的に充実したラグビーキャンプを送ることができた。
Aプログラムを詰め込みすぎかと思う場面があったが、生徒達の充実した顔をみると短い期間に多くの貴重な経験ができたと思う。
B充実したプログラムのお陰でラグビーのスキル以外にもニュージーランドの歴史や文化など多くを学ぶことができた。今回の経験を今後の教員生活のなかで生徒達に還元したいと思う。
C今後共、より多くのラグビー指導者が“本場”を訪れて体感できるように企画・運営していただくことを期待します。 |
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◆参加した生徒達のコメント ◆
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* 基本的なことをしっかり分かりやすく教えてもらった。
* 言葉の壁があっても身振り手振りで大切なことを教えてくれた。 分かりやすく熱心に教えてくれた。
* 適切なアドバイスをしてくれて分かりやすかった。ラグビーが楽しくできた。
* 集中できる短時間のトレーニングでよかった。基本的なことを細かく教えてもらえてよかった。パスが上手になった気がする。
* 相手はすごくパワフルで接点がとても強く、良い勉強になった。海外のラグビーの違いを肌で感じてよい経験になった。
* 日本チームは押されていたけれど声が出ていて粘りのあるデイフェンスができたと思う。
* スペースを作るために速いパスをすることができこれから役立てられると思った。ラグビーを楽しくできたこと。
* ラインアウト、スクラムなどポイントやアドバイスがとても良い勉強になった。
* 基本が大切ということと身体を 50% 、頭を 50% 使うという点
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「NZラグビーキャンプ」プログラムの全体的な感想: |
@ 最初は言葉の違いや文化の違いが心配であったがコーチやホームステイ先の人たちと身振り手振りなどでコミュニケーションを図るうちにだんだん分かるようになり、本場のラグビーを直に体験でき、とても楽しかった。
A 「ニュージーランドラグビーキャンプ」は全国から参加者が集まり、不安もあったが段々うちとけて多くの友達ができて貴重な経験になった。ホストファミリーも親切で、別れるのがつらくて来年も行きたい。
Bすばらしい一流コーチの指導を受けたり地元の学校と試合をしたり、試合を観戦したりと日本にいてはできない経験を沢山することができた。今回学んだラグビーのスキルを学校でも伝えチームが強くなるきっかけになればよいと思う。
Cコーチは分からない所をわかりやすくじっくりと教えてくれてとても分かりやすかった。 HIBS との試合は日本が負けてしまったけれどとても楽しくて得るものは多かったと思う。
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両校選手同士肩を組んで
1人ずつトレーニング修了書を授与されました |
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2010
ニュージーランドラグビーキャンプ
2010年8月12日(木)−8月19日(木)
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ニュージーランドラグビーキャンプ
試合用チームジャージ
オールブラックス本部入口にて
ブレディスローカップと記念写真の生徒達@
ブレディスローカップと記念写真の生徒達A
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デビッドポラックコーチの指導を受ける生徒達
ラインアウトの練習
天然芝のフィールドで練習
ハットインターナショナルボーイズスクールの選手と練習 前の顔合わせ
ハットインターナショナルボーイズスクールとの合同練習
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高体連チーム 対 ハットインターナショナルボーイズスクール
試合日時: 2010年8月17日15:00−
場所:ハットインターナショナルボーイズスクール グラウンド
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レフェリーによる
試合前のスパイクチェック
クリスチャン・カレンコーチによる
試合後のアドバイス
ノーサイドの握手
選手全員で試合終了後のエール交換
試合終了後両校選手、ホストファミリー
参加ファンクション
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