●参加者には、ニュージーランド、ウエリントンのウエストパックスタジアム、パーマストンノースのラグビーアカデミー、地元のペットーネラグビーフットボールクラブ、ハットリクリエーションセンターなど様々なラグビーの練習場でニュージーランドの豊かなラグビーの社会的基盤を体験していただけました。日本からのラグビーキャンプ一行の訪問のことはNZ地元の新聞でも取上げられ記事になりました。( 2008 年 8 月 26 日付新聞記事掲載)
● このプログラムの大きな特徴は、ニュージーランド受入が現地公的機関のハット市役所であるという点です。ニュージーランドの全ての手配をハット市役所が責任を持って行っています。ラグビーキャンプ行程にはハット市役所の職員が同行し、スムースなプログラム遂行のため万全の体制を整備しました 。
●コーチは、ニュージーランドで”コーチを教えるコーチ”としてウエリントンラグビーユニオン所属のデビッド・ポラック氏が担当しました。ポラックコーチは、フォワードコーチに、リチャード・ワットコーチを起用し、ワットコーチは、フォワードのラインアウトのテクニック、ディフェンスの際のコツなど丁寧な指導で、ポラックコーチ共々日本人参加者に好評でした。アシスタントコーチには地元クラブの若手を起用し、アシスタントコーチはポラックコーチの指導内容を見本として体現し、計 4 名のコーチで参加者に分かりやすく指導しました。
●一行は、ウエリントン到着後、オールブラックス本部へ訪問。
本部オフィスの中を見学、案内した係りの方のご好意で有名な「ブレディスロウ・カップ」を持たせてもらい、日本の参加コーチ、学生共々大変喜んでおられました。さらに、ポラックコーチの配慮で元オールブラックス・フルバックのクリスチャン・カレンをウエリントンスタジアムに呼んでもらうという、素敵なハプニングもありました。
● 実技トレーニングは、ウエリントンスタジアム内の室内練習場で、まず基本的なパス練習から始まり、日本の選手が見過ごしていたかもしれない、基本技術を主として細かなポイントまで指摘がありました。
●オールブラックスがトレーニングで使用していた、パーマストンノースのラグビーアカデミーでは、スクラムの高さが自由に稼働するスクラムマシーンを使ってスクラムのトレーニングや、ラグビートレーニングに必要な様々な最新設備も見学しました。
●地元のPetoneラグビークラブを使ってのトレーニングは、地元に根ざし、地元の人がボランティアでサポートし気軽に利用しているラグビークラブの様子を体験しました。これら地元のラグビークラブ施設の見学と練習は、日本のコーチと選手達にとっては、まさにラグビー大国ニュージーランドの社会的基盤の豊かさを体験することになりました。
尚、参加者全員に、コース修了書が授与されました。
●一行は最後に地元のクラブチーム同士の試合も観戦しましたが、選手からは「次は是非ニュージーランドの高校生チームと対戦してみたい」という強い要望が上がりました。
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日本ニュージーランドセンターとして、このニュージーランドラグビーキャンプを通じて1人でも多くの日本のラグビーコーチ、選手達にニュージーランドが誇る素晴らしいラグビー環境を体験してもらいラグビーのスキルアップと同時にラグビーを通じた人と人の交流拡大に貢献できればと願っています。
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